今回は うちわの風 について一言。うちわを販売するときこんな言葉を使います。「このうちわを扇ぐと風がやわらかいですね。」「こっちは風が強いですが少し重いですね。」「これは軽い風ですね。」等等。やわらかい風や軽い風を出してくれるのは竹のうちわ、強いが重い感じの風に感じるのはプラスチック製のうちわというのが大方の意見です。そのもの自体の重さもプラ製の方が少し重いのですが、それだけではないようです。プラ製の下敷きで扇ぐと硬い風を感じるのは私だけではないようです。

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昭和30年代までは竹製がほとんどでしたが、その後の高度成長にのって安価で大量生産に適したプラ製のうちわが主流になりました。また、幅が2.5センチ位で長さ30センチ程の竹をタテに30数本に割りそれを広げる竹柄作りの職人さん達の高齢化や後継者の不足等により竹うちわが高価になり、国内の竹うちわは減少の一途をたどっていました。ところが近年お隣の中国で日本のメーカーが生産委託を本格的に始め竹製うちわや扇子が作られるようになってきました。もともと竹は豊富にありますし年々増加する竹柄職人、そして安い賃金によりプラうちわに近い単価の竹うちわが生産されるようになってきました。今年あたりから皆さんにも中国産の竹うちわが多くお目にとまるのではないかと思います。どうぞ今年の夏は竹うちわの やさしいやわらかい風 を感じる「風情」をお楽しみください。
次回は菊池葬儀社の菊池一郎さんです。ご期待ください。
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